2014年 08月 23日
講演会
ファッション業界が抱える採用難による店頭の慢性的な人員不足や
それに伴う社員化の流れなどにどう対応していくかを
私の視点でお話しさせていただきました。
採用に関しては一貫したメッセージを伝えることがとても大切。
母集団の数ではなく 「質」
つまり理念(価値観)に共感した母集団形成が肝要です。
説明会、媒体、SNSなどは
会社の理念(価値観)を伝える場
なにを伝えたいのか?
誰と共に働きたいのか?
すべて自社の理念や価値観の共有の場であり、
共感できる人材の選別の場でもあります。
「まず始めに適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後に行き先を決める」
これは大ベストセラーとなったビジネス書
『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』で指摘された
卓越した優良企業に共通する組織の運営方法です。
ここでいう「バスに乗る人」とはすなわち、
理念(価値観)に共感し一緒にがんばる、と決意した人のことです。
最初から「バスに乗る気のない人=理念(価値観)を実現するつもりのない人」
の意見に振り回されても、傍 (はた)の人にとって迷惑なこと。
行き先、言い換えれば、戦略やゴールを決める人たちは
あくまでも理念(価値観)に共感した仲間だけです。
繰り返しになりますが、
大切なのは自分たちの価値観に共感してくれる母集団の形成
ミスマッチや採用後の無駄な引き止めに
費やすコストや時間が少なくなります。
「自社の理念・価値観を明確に打ち出し
それを採用の場で伝える
価値観を共有できる仲間が集まり
仕事自体にやりがいを感じ
退職率も低くなる
モチベーションも高まり
生産性が向上する」
最初に伝えるものがぶれない確固たる理念ならば
良い連鎖が必ず起こってくるものだと思います。
ファション業界全体での 販売員の地位向上
お客様満足に向けた販売員のモチベーションUP
この二つが両軸となり
ファッション販売員を目指す人が増えるような魅力ある仕事になっていくよう
微力ながらお手伝いしていきたいと思います。
by HATARAKUKAISHA
| 2014-08-23 22:34
| 「理念」