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きまぐれ はた・らく新聞

盆と正月
というように、古くから日本で大切にされてきた行事。

薮入りと言う言葉は、今では死語になってしまったけれど

江戸時代、奉公人がこの時期だけ、実家に帰ることを許された
数日間。
小さな頃から働くその時代の奉公人にとっては
 『首を長くして』 待ち遠しく思った日だったのでしょうね。

おこずかいを貰って帰る道は
どれほど気が急いて仕方なかったことか。
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お盆。

ナスやきゅうりに割り箸を刺したり、
回り灯籠を出したり、
昔からあちこちで繰り広げられ
先祖を大切に思い、縁者が集い
その縁を深めていくために大切にしてきた行事。

どんな形になろうとその気持ちは変えてはいけないと思います。

いつもは集まらない 
いとこ同士が騒ぎあい
親も その兄弟たちと飲み 笑い

回り灯籠にうつるその影と
お線香の漂う香りを
今でも思い出します。

お盆の入りは
きゅうりで作った馬でお迎えします。

お迎えは馬
お見送りは牛

早く跳ぶように来てほしい
帰りはゆっくりでいい

そんな気持ちから生まれた風習。

お盆を迎えれば、もう秋の気配がそこまで近づいています。

今の暑さは
秋を迎える前の最後の暑さということを忘れがちですが

盆を過ぎればそこはかとなく次の季節を感じます。

まとわりつく暑さに参っている身体も
いざ、次の季節を感じると
人は寂しく思うものです。

お休みをお迎えの皆様
どうぞ良い夏休みを。

yoshiko@HATARAKU

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by HATARAKUKAISHA | 2015-08-12 15:20 | 「日々雑感」