2015年 08月 12日
きまぐれ はた・らく新聞
というように、古くから日本で大切にされてきた行事。
薮入りと言う言葉は、今では死語になってしまったけれど
江戸時代、奉公人がこの時期だけ、実家に帰ることを許された
数日間。
小さな頃から働くその時代の奉公人にとっては
『首を長くして』 待ち遠しく思った日だったのでしょうね。
おこずかいを貰って帰る道は
どれほど気が急いて仕方なかったことか。
お盆。
ナスやきゅうりに割り箸を刺したり、
回り灯籠を出したり、
昔からあちこちで繰り広げられ
先祖を大切に思い、縁者が集い
その縁を深めていくために大切にしてきた行事。
どんな形になろうとその気持ちは変えてはいけないと思います。
いつもは集まらない
いとこ同士が騒ぎあい
親も その兄弟たちと飲み 笑い
回り灯籠にうつるその影と
お線香の漂う香りを
今でも思い出します。
お盆の入りは
きゅうりで作った馬でお迎えします。
お迎えは馬
お見送りは牛
早く跳ぶように来てほしい
帰りはゆっくりでいい
そんな気持ちから生まれた風習。
お盆を迎えれば、もう秋の気配がそこまで近づいています。
今の暑さは
秋を迎える前の最後の暑さということを忘れがちですが
盆を過ぎればそこはかとなく次の季節を感じます。
まとわりつく暑さに参っている身体も
いざ、次の季節を感じると
人は寂しく思うものです。
お休みをお迎えの皆様
どうぞ良い夏休みを。
yoshiko@HATARAKU
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by HATARAKUKAISHA
| 2015-08-12 15:20
| 「日々雑感」