2016年 02月 26日
らくすることと たのしいことをすることとは?
「一瞬の風になれ」
何年か前の本屋大賞で
高校生の陸上部短距離選手のお話。
零コンマ何秒の世界にかける青春が
絞ったら本から汗が出てくるんじゃないの?
って思うくらい瑞々しく書かれていて
読むたびに胸が痛くなったり
号泣したりで忙しいのですが
一番好きな個所が
主人公が夏休みに自分をとことん追い込んで
ひたすら「速くなりたい」為に過ごす日々の描写。
『午前中は学校で部活。昼めし食ってから午後はプール。
軽食食って晩飯まで昼寝し
日が落ちて涼しくなってから公園の坂をガンガン走って
夜食を食って寝る。
「ゾウみたいに食べるわね~」
と母さんは嬉しそうに1日5食をガッツリ作ってくれた。
たくさんの野菜とデザートにフルーツたっぷり。
ハードな日々だ。真っ暗に頭をつけたとたんに寝入ってしまう。
たらふく食って死んだようにたっぷり寝て
残りの時間はほとんど全部練習だ。
夢の中でも俺は走ってる。
これが結構いい感じで、
よし分かったつかんだ。これはいけるって
嬉しさいっぱいで目が覚めて少しがっかりする。』
読んでいる側は
身体の隅々まで少しの隙間もなく
「速くなりたい」だけを考えている一途さを
懐かしい思いと羨ましい気持ちと
切ない思い出と共に浸るだけだけれど
その内容は本当は壮絶で
苦しくて苦しくてたまらないことの繰り返し。
つくづく思うのは
「はた・らく」の楽は
楽をする「らく」ではなくて
逆説的みたいだけれど
楽しいことのためなら
どんな大変で苦しいことでも出来てしまう。
ということなんだと思います。
販売員さんはいつも楽しいことばかりじゃなくて
辛いときにもお店に立ったら
「笑顔で」いなくてはならない。
それはとても苦しいことかもしれないけれど
まずは「笑って」お店に立っています。
「お客様に楽しんでもらいたい
それが私の楽しくて好きなことだから」と
毎日笑顔で
お客様のためを愚直に想って
お店に立っている販売員のみなさん。
みなさんのことを
「はた・らく会社」は心から応援します。
そして少しでもお役に立てたらいいなと
思っています。
yoshiko@HATARAKU
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by HATARAKUKAISHA
| 2016-02-26 15:14
| 「はた・らく」