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学生はファッション業界に夢を見る?

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学生はファッション業界に夢を見る?

引用記事

「最近、ファッション業界を目指す若者が減っている。」
「労働環境や労働条件が悪いからだ!」


・・・・・本当でしょうか?

そもそも労働環境や労働条件(給与等)は
衛生要因(不満足を解消する要因)であって
動機づけ要因(やる気につながる)ではないのです。(ハーズバーグの動機づけ・衛生理論)

もちろん、長く続けていくには衛生要因(不満足を解消する要因)は
ある一定以上の水準にする必要があります。

長年にわたり
販売員の地位向上をしなければといいながら
多くの企業が実現できていない。
これは絶対改善すべきです。

けれども
本質は衛生要因の労働環境や報酬だけではないのです。

私が新卒でファッション業界に入った当時
労働環境は今よりも悪かったですが
とてもキラキラしていて魅力的な業界に見えました。

そして
30年近くこの業界で働かせて頂いて
好きなことを仕事にしてよかったと心底思っています。

先ほどの
「動機づけ要因」には
達成、承認、仕事そのもの魅力、責任、昇進、成長などがありますが、

特にファッション業界が怠ってきたのは、
「若者に向けて仕事そのものの魅力を伝えてこなかった」
ことでないでしょうか?

そしてこの業界に来た人たちが、
仕事を通じて自らが成長する実感を味わえる教育環境を整える努力も
まだまだだと思っています。

そして何よりも
多くの人にこの業界を承認してもらうことが重要なのです。

そもそもファッション業界は
本当に洋服好きの人が来て、徒弟制度的に学んでいれば
それでいいのだという
とても内向きな業界でした。
でもそれではもうだめなのです。

私は一昨年まで
大手セレクトショップで新卒の最終面接をしていましたが
本人は洋服が大好きで内定して大喜びしながら、
「うれしい、頑張ります!! 」
と握手した数日後
「親がファッション業界は辛いし、大変そうだからやめなさい」
と言われたと申し訳なさそうに辞退に来る若者が毎年少なからずいました。

そんな時には
とても悔しく、悲しい思いが募りましたが
自分達が伝えきれていない
このファッション業界のことをもっと知ってもらわなければ
とも改めて思い返したものです。

ファッションの仕事は変化が激しく、
それを追いかけ、常にワクワクドキドキできる仕事ですし、

販売員の仕事も自分の好きな洋服をお勧めして、喜んで頂き、
お買上げいただいた上に、
お客様から「ありがとう」と言っていただける素晴らしい仕事です。

好きなことを仕事にしない方がいいという人がいますが、
好きなことを仕事にすることが一番です。
どんな仕事をしていても辛いことがあるのは当たり前、
でも「好きなこと」なら
なんの苦にならないし
「好きなこと」だからこそ
とことん頑張りぬけるのです。

最初に入ったアパレル会社で、
残業を減らそうという全社的な取組みがありました。
人事部員がある時間になると
フロアを回って帰宅を促していたのですが
ある女性が言いました。
「私はファッションが好きでこの仕事をしているのです。
どうせ家に帰っても洋服のことばかり考えています。
自分が好きでやっているので邪魔しないでください。」

私は愕然としました、こんな人には逆立ちしてもかなわないと思いました。

それでも過度の残業は心身の健康によくないのは大前提ですが、
彼女はまさに
「動機づけ要因」の仕事そのものの魅力に取りつかれていたのです。

この新卒採用で業界研究をする時期に、
こんなにネガティブな情報ばかり流していないで
もっとファッション業界の仕事の楽しさ、魅力を積極的に伝えていきませんか?

同じサービス業でも
ホテルやアミューズメントパーク、キャビンアテンダントなどの
素晴らしいサービスを書いた本はたくさん出ていますが、

ファッションの販売の本は
ノウハウ本ばかりでその仕事の魅力は
まだまだ伝えきれていないと思います。

ホテルやアミューズメントパーク、
キャビンアテンダントの仕事も
決して労働環境や労働環境がいいとは思えません。

でもファッション販売員より人気があるのは
魅力を伝える努力をしているからだと思います。

私は多くの人にファッション販売員の魅力を伝えるため、

「ユナイテッドアローズ日本一お客様に喜ばれる販売員の話」
という本を出しました。

私はもっとたくさんの人に
「ファッション業界の魅力を伝える本をだしたい!」
と思ってくれる人が続いてほしいと願っています。

私の次の目標は
「ファッション販売員とお客様のふれあいを描いたドラマ」
を作ることです。

長年新卒採用をやっていた経験からお伝えすると
例えばDCブームの時やカリスマ販売員の時代など
世の中で話題になったときには
ファッション販売員にあこがれて
多くの学生がファッション業界を目指しました。

社内でもカリスマ的な販売員やバイヤーが出てきて、
多くの媒体で取り上げられると
「その人」にあこがれて応募が多くなる年がありました。

「あの人のようになりたい」
一人一人に憧れられる人が出てくることによって
ファッション業界を目指してくれる人が
増えてくるのです。

ぜひ業界全体で労働環境や労働条件の改善はもちろん、
この業界を通じて成長できる魅力的な仕事にしていき、
その魅力を伝える努力をしていきましょう!!

はた・らく会社

ファッション業界へ就職希望の方へ
本気でおもてなしを考えている方へ
ユナイテッドアローズ日本一お客様に喜ばれる販売員の話


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by HATARAKUKAISHA | 2016-03-19 14:04 | 「はた・らく」 | Trackback | Comments(0)