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「今を生きる」

ロビンウィリアムさんが亡くなった。

私の大好きな映画
「今を生きる」で演じた新任の英語教師キーティングは
今も鮮明に記憶に残る。

「今を生きる」_f0347877_20371595.jpg
1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来たキーティングは
破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く。

教師に惹かれていった生徒たちは
彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”
という同好会を自分たちの手で復活させる。

けれどもその会のメンバーから自殺者が出てしまう。
キーティング先生に罪を被せる学校。

生徒も退学を恐れ、誰も口出しできず先生の退任の日を迎える。

先生か学校を去る際に
それまで従順でおとなしかった生徒の一人が突然立ち上がり
"Oh Captain, My captainn"といいながら、1人ずつ机の上にすっくと立つ。

"Oh Captain, My captainn"とは
キーティングが最初の授業で引用した
ウォルト・ホイットマンの詩の一節である。
彼は、私をキーティング先生と呼ぶのもいいが、よかったら"Oh Captain, My captainn"と呼んでくれないかなあ
と生徒たちを笑わせるのだ。
生徒たちは、その言葉を覚えていたのである。

それを機に
次々と生徒がそれに従い抗議を行う。


これはコビーの7つの習慣の研修で
真のリーダーシップとは?の事例とし見たのが最初であった。

リーダーシップはリーダーだけが発揮するものではない。

メンバー一人一人が自ら発揮できる。
と教わったことを思い出す。


先生が罪をかぶって辞めていくことを知りながら
勇気をもって言い出せず結局何も変わらない、もとの学校になっていく。

そのことに対して自分で何もせずにただ流されることに抗い
傍観者だった少年が立ち上がる瞬間。

一緒に変革していこうと思いながら
権力に屈していた自分の殻を破り
少年がリーダーになる瞬間。

会社でもこういうことってありがちですよね。
最初に声を発するリーダーは勇気がいるものです。
しかし、そこに続くフォロワーが立ち上がり、変革していく。

ロビンの悲報を目にし
ここは私が言わなくても…と自分に言い訳していないか?
ともう一度自分に問うてみたい思いを持つ出来事だった。

今はロビンウィリアムさんを偲びながら、今を生きることを精いっぱい考えたい。
そんな夏の夜。
# by HATARAKUKAISHA | 2014-08-12 20:42 | 「はた・らく」

同じバスに乗る仲間

すぐれたリーダーを、多く排出するために。

先日も書きましたが

現代のあるべきマネジメント、リーダー像を理解させ
メンバー一人一人が主体的に目標に取り組めるようにするためには

目標管理制度を使い
成果に対して褒めたたえ
能力を高めるサポートをする教育制度を充実すれば
余計な管理はいらないと書きましたが

その前に会社としてやるべきことがあります。

それは、採用です。

やはりなんといっても入口が大切。

私のバイブル「ビジョナリーカンパニー」にも
「同じバスに乗る仲間を選ぶ」と書いてありましたが
同じバスに乗る仲間_f0347877_1614399.jpg

自社の理念に賛同できる人をとることが大前提です。

またリーダー候補と言う角度から見れば

「すぐに理性を失う上司では、部下は抑圧されている感覚に陥ってしまう」
とGoogleのリーダーの条件にありましたが

感情的に理性を失うタイプの人は一番厄介です。

なかなか後からの教育で変化を期待するのは難しいです。

人間性を向上させるための研修もいくつも見てきましたが
感情が不安定になるフックが見つかり変わった人も確かにいます。

しかし、この確率はそんなに高くなく
コストと時間がかかります。

大切なのはまず採用の時。

感情のスイッチがすぐに入ってしまうタイプは
良いときには社交的で活発
積極的な印象なので
なかなか短い時間では見抜けません。

しかし、いくつかの質問でかなりの確率で見抜くことができます。

面接していて少しでも自分のこころに「?」のランプがともったら
どんなに専門スキルが高くても妥協しないことが必要です。

近年、景気回復に伴う採用難になりつつありますが
くれぐれも採用のハードルは下げないことが大切です。

一緒に長距離の「バス」に乗る仲間なのですから
# by HATARAKUKAISHA | 2014-08-11 16:04 | 「はた・らく」

百貨店

百貨店と言うと私達世代には特別なところ。

子供の頃は月に一回ぐらい
両親と一緒に日本橋や銀座の百貨店へ行き

食堂でお子様ランチを食べたり
屋上で遊ぶのが楽しみでした。
大きな食堂のサンプルの数々を見るだけでもわくわくしました。

大人になり、バブル全盛期になると
新宿や渋谷、池袋の百貨店に
オシャレして出かけデートをしたものです。

いつの時代も百貨店は非日常の特別な空間、館です。
百貨店_f0347877_14442527.jpg

先日、新宿の百貨店に行ったときにあることに気づきました。

セール後の平日昼間なので
いつも満員のこの百貨店も空いていました。

フロアーを歩いて回っていると販売員と目が会いますが
挨拶されるときとされないときがあることに気づきました。

この差はなに?
と疑問に思い注意深く観察すると
ある一線が彼らの挨拶のスイッチなのでした。

そう通路から一歩店の区画に入った瞬間です。

でも私はこのブランドのショップに来たのではなく、

この百貨店にきたのです。

もちろんこの人が
アパレルメーカーから派遣されていることは知っています。

でもお客様から見ればこの百貨店の販売員。

皆でご来店頂いたことを歓迎したいですね。

やはり百貨店は特別な空間。

大人も楽しめる夢たくさんのテーマパークのようなもの。
ここに行くためにおしゃれして
買いたいけど買えないものがあってもドキドキして
そこにいるだけで非日常の異空間。

そんな素敵な場所はみんなで作り上げるもの。

そう思いませんか?
# by HATARAKUKAISHA | 2014-08-09 14:48 | 「おもてなし」

「はた・らく会社」の理念について
ご賛同いただいたメールをたくさん頂き
ありがたいのと同時にやる気が更に湧いてきます。

そんな中、これってまさに「はた・らく」じゃない?
と、あるメールが届きました。

その内容とは
「Googleですぐれたリーダーについて
面接での質問を分析した結果
リーダーは予測可能かつ一貫していなければならない
ということが判明した」

という記事です。

予測可能。
少しわかりづらい言葉ですが

記事では
「上司とは一般的に、
干渉・指図・口出し、出しゃばりをする傾向があるものですが、
この障害を取っ払ってしまえば、
部下は安心して仕事を進めることができるのです」
とありました。

一方、理性をすぐに失う上司のもとで働くと
「部下は何をしていいのかわからず
抑圧されている感覚に陥ってしまう」
のです。

感情が安定して余計な口出しをしない
のが予測可能な上司でしょうか。

なんとなく、スラムダンクの安西監督のイメージですね。
Googleのすぐれたリーダーって「はた・らく」?_f0347877_16564358.jpg

「一貫したリーダーであれば
チームは途方もなく大きな自由を手にすることができる」

とも書いてあります。

一貫したリーダーのもとで手にした自由は
部下一人一人が自主性を最大限に発揮することができます。

これはまさに、「はた・らく」=傍 まわりを楽にする
理想のリーダーの真髄ではないかと思います。
「はた・らく会社」のイメージキャラクターは安西先生に決定ですね!! 笑

記事にも書かれていましたが
私の大好きな
ダニエル・ピンク著
『モチベーション3.0 』にある
「モチベーションと最高の仕事をもたらす源は、
自主性、技能の習得、目的を追求するという
人間本来の性質である」
という考え方が正しく
そんな部下の活動を促進するリーダー像だなと思いました。

つまり、リーダーは
方針を明確にして方向性を示してメンバーに主体的に目標を設定してもらい。
あとは自主性に任せ、困ったときにはサポートして働きやすい環境づくりをすることですね!

では会社としてはなにをすべきなのでしょうか?

先日も書いたように
①旧タイプのリーダーから脱却するために
現代のあるべきマネジャー・リーダー像を
理解できるような教育をおこない。

②社員一人一人が
主体的に目標に取り組めるように目標管理制度を導入して
成果に対して適切に評価し褒めたたえ

③自ら能力を高めるサポートをする教育制度を充実すれば
余計な管理はいらないということです。

googleの元ネタ
URL: http://www.lifehacker.jp/2014/08/140801google.html
「はた・らく会社」HP
URL: http://www.hatarakukaisha.com/
# by HATARAKUKAISHA | 2014-08-08 17:13 | 「はた・らく」

初仕事

本日は独立後の初仕事でした。

百貨店様のマネジメント研修。

今まで、二十年以上、何百回も研修をして
大勢の前で緊張することはないのですが
なにかいつもとは違う気分でした。

今朝はとても早く目が覚めました。
初仕事_f0347877_22115996.jpg

すこし、高揚した気分で最終確認をして出かけました。

幸い準備時間はたくさんあったので
百貨店事情に詳しい方に話をお聞きしたり
いろいろな百貨店を視察したり

自分なりに完璧に準備したカリキュラムだったので
早く研修したいと
はやる思いを抑えつつ臨みました。

ご縁があって頂いたお仕事。

一つ一つの仕事がありがたく丁寧に準備をして思いを込めてできる。
これは本当に楽しいことです。

実に余る光栄に身の引き締まる思いと
もっと皆さんに届けたいと前のめりになる気持ちと
たくさんの想いが複雑に絡まりあって
完全燃焼し、幸せな気持ちで帰路につきました。

準備のかいあって皆様と活発に議論が出来ましたこと
ほっと一安心です。

スタートラインについたばかりですが
今日の新鮮な気持ちを忘れずに
もっと皆様に満足いただけるように
精進の毎日です。

URL: http://www.hatarakukaisha.com/
# by HATARAKUKAISHA | 2014-08-07 22:12 | 「はた・らく」